YACHT　ヨット

　私が社会人になってスポーツをしたといえば、ヨットでしょうか。若かりし頃は、湘南ボーイにあこがれ、生活の場をわざわざ湘南の茅ヶ崎に移しました。会社にヨットが上手い人がいて、彼を中心に仲間を募って江ノ島にヨットを置いて楽しんでいました。毎週土日、月に８回、それを４月から１０月ごろまで何年間かは続けていました。
　ヨットといっても、エンジンなしで風だけで走るいわゆるディンギーと呼ばれているヨットで、特別な免許はいりません。セール（帆）が一枚のものを、キャット・リグ、２枚のものをスループ・リグといって区別していました。　クルーザは仕事で知り合った友人所有のもので、気分はアラン・ドロンでした。


キャット・リグ（ヤマハ：シーホッパー）	スループ・リグ（ヤマハ：シカーラ）	クルーザー

　キャット・リグは一人でヨットを操るので、スキッパー（操縦）の役割を担います。

　スループになると、スキッパーとクルーがいて、クルーの主な役割は、船のバランスと進行方向への監視となります。クルーがかっこいいのは、マストに繋がったワイヤーに体をハーネスで固定し、ハイクアウトといってヨットの外に体を出してヨットを走らせているときです。私はこれにあこがれて、始めたといっても過言ではないですね。

1980年6月15日
　進水式です。青山学院のヨット部の方が指導してくれました。
　船はシカーラ（ヤマハ）で、会社の仲間とヨット部を結成しみんなが集まっての進水式でした。言い出しっぺである、同じ職場の入田さんの兄が鹿児島でヨット競技をしていることもあり、彼も技術があり、いろいろと教えてもらいました。この日は、彼がスキッパー（操舵する人）でみんなを順番にのせて、初めてのセーリングを敬虔させてもらいました。この感激は今でも忘れられません。

左：ヨット部の仲間、左：私がクルー、中央がスキッパーの入田さん、右の女性は会社の同僚

1981年9月21日
　翌年は、江の島で、シカーラ級（スキッパー：入田、クルー：川田）で、ヨットレースに挑戦しました。見事２位でした。これも入田さんのおかげです。トロフィーと賞状は私がありがたく保管させて頂いてます。

左上：レース前のミーティングと注意事項説明、左下：我々の船は中央にありセール番号は３３３７です。

スナップ

一番仲が良かった、社外のヨット仲間　仕事仲間で、NTTの某システムを開発したときに知り合った前江田さん。彼は根っからの湘南ボーイで、ヨットをしていた縁で繋がり、彼の仲間と家族ぐるみで付き合いました。

左写真下：　B-１４というヨットで高速で走ります。左から２人目の人が前江田さんです。右から二人目の赤いライフジャケットを付けているのが私。このヨットは両サイドにウイングがあり、素晴らしいスピードで海を滑空します。操舵がとても難しいヨットです。

ヨット部の仲間

左:入田さん、　中央上：スピンネーカーでランニング（追い風）の時広げて風を一杯受けて走ります。記念に私が保管しています

職場の同僚のご家族と　この日は風が強くて桟橋に戻るときにとても緊張しました。ご家族はもちろんヨットが初めてなので、不安を見せないようににこやかに操舵しながら内心はひやひやしてました。大変喜んでもらえて嬉しかった。